身元保証人がいるというので、(借金ではありません）
娘のどちらかの名前を勝手に書いておこうかと思いましたが、
小さな嘘を積み重ねるとやがて嘘をつくのが平気になる…
そう気が付き娘にLINEして、保証人になってくれるかを尋ねました。
どちらの娘もOKでしたので、黙っていなくてよかった、と思います。
以前、嘘をつくのが恐ろしく平気な人がいて、その人のことを思い出しました。
その時も転職して研修を受けるときでしたが、
入れ違いに退職する社員さんからある人のことを聞きました。
どうやら境界性人格障害の人のようですが(ボダさん、と呼ぶことにします）、
相手を取り込む術に長けていて、最初はとても親切。
言っていることはかなり嘘が混じっているので、
「あなただけに話す」
と言われても内容は社員同士で共有した方がよい、
と聞かされました。
退職する社員さんは全くのでたらめを言いふらされ、
周りからの信用を無くし、退職するのでした。
そのボダさんも退職が決まっていて、
私ともう一人の新人はそのボダさんから教育を受けたのです。
ボダさんの話は長くて、あっちに飛びこっちに飛び、
で要点もつかめないのでノートも取れない。
突然いなくなったかと思ったら
新人二人残して40分も帰ってこない。
仕事はそれなりに教えてくれましたが、
誰かのエピソード的な話はほとんど嘘だな、と思いました。
長く聞いていると話のつじつまが合わないし、
信用するな、と言われていたので
他の人に確かめると言っていることが違うのです。
ある日、ボダさんと私の二人だけの時に
「母が先月亡くなって・・・。」
と涙を流していました。
(ボダさんには私の同情を引き、取り込む良い機会だったかも）
非情な私は、
昨日今日知り合った私に身の上話を打ち明けることも、
ましてや泣き出すことも不自然に感じましたので、
「お母さま、何年生まれなのですか？」
と聞いたら答えられなかったのです。
母親が何年生まれか知らないとか・・・？
答えられない彼女の涙はすっかり消えていました。
言っていることの8割は嘘だから…と噂されていましたが、
なぜ彼女はこんなに嘘をつくのだろう。
長く付き合えば必ずばれるのに。
幼いときに嘘をついて成功体験をしたのだろうか？
嘘で自分を守っていたのだろうか？
彼女の嘘は彼女の中ではすでに嘘ではなく、
本当のことになっているのかも。
とても頭の良い人でしたので、
最初に聞いてなければ私も彼女の話を信じていたと思います。
職場では利害関係が結びつきを作るのでしょうが、
そんな関係は本物ではないと思います。
人と人を結びつけ、幸せを生むのは誠実さ、
そして私が思うに、寛容さです。
嘘で自分の思うようになったとして、その嘘を隠すために新たな嘘をつく。
「このくらい」と思うことはとても危ない、と思い出しました。
犬も仮病はつかいますけど┐(´∀｀)┌
最後までお読みいただきありがとうございます。
