wan chronicle

老犬との暮らし

助けてくれる方 其の2

わたしには娘が二人います。

まだ幼かった頃のことで忘れられない思い出があります。

 

娘が6歳と3歳の夏に、3人で東京に行きました。

1日は東京にある神殿と呼ばれる所で

先祖のための身代わりに儀式を受けるため、

1日はTDLに娘たちを連れていく予定で。

 

神殿の隣には宿舎があり、

いつもたくさんの宿泊客でにぎわっています。

 

人がたくさんいるので、

2時間くらい娯楽室で

子供だけで遊ばせても大丈夫だろう

と思っていました。

 

ところが、着いてみるとだれもいません。

わたしたちだけです。

 

誰もいないところに幼児二人置いていくのは・・・

と少しためらいましたが、

きっと大丈夫!

という気がしたのです。

 

娘たちと3人で祈りました。

天の父が守ってくださるように…

そして誰かが娘たちを見てくれますように…。

 

そして

 

2時間後に私が帰ってきたときには

娯楽室にはあふれんばかりの子供たちがいました。

 

そしてその子たちをシッターしてくれている

若いお姉さん、お兄さんがいて、

娘たちもほかの子供たちに交じって遊んでもらっていました。

お礼を言いに行くと、

「2人増えても一緒かなと思って一緒に遊んでいました。」

となんでもないように言っていました。

 

小さなことかもしれませんが、

わたしには神のみ手が見えた気がしました。

 

2日目にTDLで遊んだ後、3日目は帰るだけです。

コンビニで買った巻きずしを朝食代わりにして、

二人ともよく食べていました。

 

新幹線に乗っているときに

下の娘の様子がおかしくなってきました。

熱を出しているようです。

おとなしく乗車中はずっと寝ていました。

 

新幹線を降りてから2回乗り換えがあります。

長くホームで待つことになったら可哀そうだと思っていましたが、

ホームに立ったら電車がすでに来て待っていました。

 

その電車がガラガラにすいていたので

娘を座席に横にすることができました。

次の乗り換えも電車を降りたら

そこにすでに電車が待っていて、その電車もガラガラでした。

 

移動中はほとんど寝ていましたが、

最寄りの駅に着いたら

心臓破りと呼ばれる階段を上がらなければなりません。

 

大きな荷物を持っていた私は

「歩けるだけ歩いてもらおう、

抱っこをせがんできたら抱っこして帰ろう。」と考えました。

 

ところが娘は自分で階段を登り切りました。

そこからまた上り坂で10分ほど歩かないといけませんが、

坂を登ろうとしたわたしたち親子の横に

白いミニバンが止まりました。

 

 

ドアが開いて、「乗っていき。」と

娘のクラスの子のお母さんが声をかけてくれました。

 

 

車だと1分ほどの距離ですが、

もし歩いていたとしたらどんなにつらかったことでしょうか。

 

そのお母さんはわたしたちを見かけて、

「こんな距離やけど、乗っていってもらったらいいかな、と思って。」

と話していました。

もちろん娘の具合が悪いことなど知りません。

事情を話して心からの感謝の気持ちを伝えました。

 

ここでも神のみ手を見たと思いました。

 

家で測ると39度の熱を出していました。

こんな熱でよく頑張ってくれたと思います。

 

娘の熱は翌朝には下がっていました。

ちょっと興奮しすぎたのかもしれません。

 

TDLの思い出も楽しい思い出ですが、

いつもわたしたちを見守ってくれていると実感した

忘れられない思い出です。

 

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お母さんいっぱい助けてもらったね。もなかも天使並みに光っているよ

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