wan chronicle

老犬との暮らし

お世辞と尊敬

珍しく本日2回目の投稿です。

さっき書こうと思うことを書き忘れたので。

パブリックコメントに気が行ってしまい、肝心の書こうと思ったことを忘れました。

 

オンラインで英会話を学んでいます。かれこれ4、5年続いています。

私が選ぶ先生はフィリピンの方が多いです。とてもしっくりくるのです。

とてもオープンで謙虚な人柄の人が多いと思います。私はどちらかと言うと真逆な雰囲気なので、最初話しにくそうにしている方も時々いますが、そのうちお互い打ち解けてきます。

 

ある先生と話していて、皆はあなたにどうやってお金を稼ぐべきか意見してこないか?と聞いてくるんです。あまりお金の話題は上がらないし、昔大阪で、「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな」と言う挨拶が交わされていたそうですが、地方には広まりませんでしたね笑

少なくともどこの大学出たとか、どこに勤めたとか、年収とか、私はそんなことは聞かれたことはないです。

彼女は聞かれるのだとか。

自分は一般的な人間で、今の生活に満足しているのだけど、なぜ学位を活かした仕事につかないのか、もっと稼ごうと思わないのか、と聞かれて、どう返事をしていいのかわからない、と言ってました。

 

う〜ん。。。

優越感に浸れるステイタスのある仕事、年収、財産があったとして、それを人が誉めたとしても、日本ではただのお世辞ですよ。

羨望もあるかもしれませんが、本当に心から褒め称えているわけではないです。

 

私たちの価値基準は富プラス人柄なんです。

人が羨む富があっても見合う人間性がなければその人は尊敬されない。

むしろお金に関係なく、才能があって、努力と才能によって人を喜ばせる何かをしている人ならば、賞賛と尊敬に値する。

人からのお世辞を聞くために自分の方向性を変えることはないのではないか、と答えておきました。

政治家さん、事業で成功して富を得ている人、周りから持ち上げられているかもしれませんが、尊敬されているわけではないのですよ。私たち日本人は元から精神文化が高いのです。よく似ているので見分けは付かなくとも、日本に帰化している近くの国々の人たちは持っていない感覚だと思いますよ。もし同じ感覚だとすれば、日本人になった、と言うことかもしれません。

その価値観を蔑ろにすると真に満たされることはないと思います。

 

私と友人たちは名も無い平凡な一般大衆ですが、良いところを認め尊敬しあっています。長く続く友人関係はこのお互いに対する尊敬がコアになっているのです。

 

山の家の西側の景色。何もない。むしろそれが眺望を良くしている。

 

 

 

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。