wan chronicle

老犬との暮らし

山の家にて

いつの間にかチャビが逝ってしまってから一年が過ぎていました。

犬のいない生活をそれなりに全力で生きています。私の周りの環境も変わりました。

 

山の家にいる時、チャビやもなかがいたら喜んだかな〜?などと考えたりします。

山歩きが好きだったチャビですが、残念ながらこの辺りは土の道はありません。

なので、本宅の近所とさほど変わらないかな。

 

山の家の近所を歩いていると小さなダムがありますが、ダムへと続くその道は舗装はされていても木に埋め尽くされた山の斜面がすぐそこに見えて、勝手に写真など撮ってはいけないような、そんな気分にさせる何かがあります。空気が澄んでいて、背筋が伸びるような、いわゆる、「日本の特有の自然」なのです。自然とはそう言うものだ、と思っていましたが、海外ではこの感じはないと聞きます。一人で行くより、犬たちを連れて行きたかったな、と思います。

一人で歩いているので、感覚は澄んでいます。初めて行った時には木々は静かでした。2回めに行った時には木が喜んでいるのが伝わりました。もとより神の創造物は神を常に賛美していて、喜んでいる、と本で読んだことがあるので、それでしょう。人に言ったら「頭おかしい」と言われそうですけどね。^^

 

そのダムの傍に神社があります。この近くに滝があるそうですが、生野高原に住宅ができた後、住民の生活排水がその滝に流れ込んでしまい、近くに合ったお地蔵さんが、ヘドロに埋まってしまっていたそうです。それを見た住人がお地蔵さんと神社をこの場所へ移転した、と言うストーリーです。

日本人は信仰がない、と海外の人から言われますし、日本人も特定の宗教を持たないことを自認しています。けど、お金を出し合ってお地蔵さんを移すあたり、全くの無神論者ではないと私は思っています。

日本人の考えとしては、神は近くにいるし、そこかしこに神の痕跡がある、でもそれを普段感じさせる自然は近くにないし、忙しくてそんなことを考えることも感じる暇もない、なので、結論、神などいないと思う、そんなところかな、と思います。

 

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この家で鳥のさえずりを聞きながら静かに本を読むのが好きです。

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。