wan chronicle

老犬との暮らし

家族

本日夫の叔父夫婦がうちのごく近くの有料老人ホームに入居予定です。

 

叔父夫婦は90歳を超えていて、子供がいないのです。

叔父さんは認知症が進んで会話もままなりません。

奥さんは全盲になり、車いすです。

それで妹である姑がいろいろ世話役をしています。

 

叔父さんは次男でしたが、

長男が早くに亡くなったので実質一人息子でした。

 

その一人息子が母一人子一人の家庭の一人娘と恋に落ち、

お相手とそのお母さんが二人であいさつに来たそうです。

 

養子に迎えたいと…。

 

息子=家の跡取り、との考えが一般的だった当時です。

男の子が女の子より重宝された時代です。

 

自分の話をすれば、私には男兄弟がいなかったので、

祖母が「あんたのお母さんは女の子ばっかり産んで・・・」

と私に愚痴っていました。

内心「だから何?」と思ってましたが┐(´∀`)┌ヤレヤレ

 

夫の祖父母に当たる人たちは大きなショックを受けたでしょう。

でも二人の結婚を許し、叔父さんは婿養子へと行きました。

 

残された妹(夫の母)は親を残して嫁に行けず、30歳まで独身でした。

今30歳で独身なんて別に普通ですが、当時としてはかなり遅い結婚です。

そして、婿養子を迎え家を継いでいます。

 

ここまで聞いて叔父さん夫婦に対しての印象は…

 

自分勝手…。

 

親や家のために結婚をあきらめることはないと思いますが、

婿養子に行くことはなかったと思います。

結局養子に行ったものの子供に恵まれず、その家そのものはなくなります。

けれども、甥も姪もいるので、家族が絶えてしまうわけではありません。

 

叔父さんは年賀状の交換もせず、親戚の集まりにも参加しない人で

私は会うことがなかったのですが、一度だけお会いしたことがあります。

阪神地方を襲った24年前の地震の後、

仮設住宅に親子3人で住んでいた私を訪問してくれました。

 

その時は長女が生まれたばかりで生後3か月くらいだったと思います。

娘を見て、大きな声で

 

「これは良い子じゃ!」

 

とニコニコして言ってくれました。

 

 

その時わたしの叔父さんに対する印象がうなぎのぼりで上がっていきました。

 

いかに人の下す評価があてにならないかと言う見本ですねww

 

ごく近くに越してくるので、体の弱い私でも無理なく訪問できます。

 

これからお会いして何かのお世話ができることを

楽しみにしている私なのです。

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ベッドのわきで眠るもなか

また光が射している。これはやっぱりカメラの不具合かな…?

 

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起きてきたけど、起き抜けの子供ってこんな感じですね(p_-)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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