昨夜は睡魔に負けてすべての訳を書き上げることはできませんでした。
張り切って残りの3つのストーリーをここに残します。
3.アイスクリームサンデーがまだそんなに高くなかった時代の話です。
10歳の少年がホテルのコーヒーショップに入り(一人で)、テーブルに着きました。
ウェイトレスが水の入ったコップを彼の前に置きました。
「アイスクリームサンデーはいくら?」
「50セントです。」
少年は硬貨をポケットから出し数え始めました。
「うーん、普通のアイスクリームはいくら?」
その時にはテーブルに案内してくれるのを待っている店の客も増え、
ウェイトレスもイライラしだしました。
「35セントですよ。」ぶっきらぼうに答えました。
少年はまた硬貨を数え始めました。
「普通のアイスクリームにするよ。」
ウェイトレスはアイスクリームと勘定書きをテーブルに置いて行きました。
少年はアイスクリームを食べ終えると勘定を払い、そして・・・
ウェイトレスが戻ってきたとき、
そこには、空になったアイスクリームのお皿のそばに
5セント硬貨が2枚と1セント硬貨が5枚きれいに置かれていました。
彼女はテーブルを拭きながら泣き出してしまいました。
ウェイトレスに十分なチップを残すため、
少年がサンデーをあきらめたことを知って・・・
4、何年も前、私が病院でボランティアとして働いた時の話です。
リズという名の女の子が入院していて、彼女は珍しい、深刻な病に苦しんでいました。
彼女の唯一の回復の希望は5歳の弟から輸血を受けることでした。
弟は同じ病気にかかり、奇跡的に回復しました。
弟にはその病気の抗体ができていたのです。
医者は弟に姉の病気について説明し、彼の血液をあげていいか尋ねました。
彼は一瞬動揺したようでしたが、深い呼吸をして、言いました。
「いいよ、それでお姉ちゃんが助かるのなら。」
輸血をする間弟は姉の隣に横になり、彼女に微笑んでいました。
だんだんと青ざめていた姉の頬に赤みがさしてきました。
反対に弟の顔は青ざめていき、彼の顔から微笑みが消えました。
そして医師に向かって、「僕は今ここで死ぬの?」
幼なすぎたため、その小さな少年は姉を救うために
自分のすべての血液を姉に輸血するものと誤解していたのです。
話はもう一つあるのですが、またしても力尽きてしまいました。
でももうお腹いっぱいになったような気がします。
悲惨な事件ばかり毎日マスコミで取り上げるのでなく、
心温まる話に少しでも触れることで心の栄養になると思うのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。